<一人っ子>「男が多すぎ!」男女比、世界1偏った国に―中国

Record China    2008年6月13日(金) 12時57分

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11日、中国の男性は女性より3700万人多い。0〜15歳はこの傾向が特に顕著で、男子人口が女子と比べ1800万人も多い。胎児が女とわかると中絶する傾向が農村部にあるが…。写真は08年3月、浙江省でのお見合いイベント。

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2008年6月11日、中国は男女の出生比率が世界で「最も深刻で最も長期にわたり偏っている」国家であるという。人民日報サイトの「人民網」が伝えた。

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広東省では2020年に省内に460万人の独身男性が存在し、この男女比の不均衡から性の乱れやこれに伴うエイズなどの性病が蔓延すると専門家は予測。この予測について、広東省人口計画生育委員会の梁桂英(リャン・グイイン)女史は同紙に「広東省では男女の人口格差は確かに突出しているが、すでにさまざまな試みが行われた結果、一定の抑制効果を得ている」と反論した。ちなみに広州市の男女比は「110対100」で、正常比率は「103〜107対100」。

現在、中国の男性は女性より3700万人多く、なかでも0歳から15歳までは男子の方が女子より1700万人多いことが判明。「1人っ子」なら男の子を生みたいという夫婦は都会よりも農村部で多く、産婦人科で妊娠中の胎児の性別を診てもらい、女とわかったら人工中絶を受けるケースが後を絶たない。男尊女卑というよりも、老後の社会保障が不安定な農村部で「頼りになるのは、嫁に行った娘より同居の息子」という考えが男女比の偏りを生む大きな要因になっていると記事は指摘している。(翻訳・編集/本郷)

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