中国最古の「長城」、緑化工事で破壊?!―河南省平頂山市

Record China    2008年6月9日(月) 11時28分

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7日、大河網は中国最古の「長城」と見られる楚長城が緑化を名目に破壊されたと伝えた。写真は楚長城(資料写真)。

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2008年6月7日、大河網は中国最古の「長城」と見られる楚長城が緑化を名目に破壊されたことを伝えた。

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「長城」といえば秦の始皇帝が作った万里の長城が著名だが、始皇帝の前にも敵国の侵略を防ぐ長城はいくつか作られていた。楚長城は約2700年前の建築で、中国最古の長城と見られている。

大河網によると、今回破壊が判明した河南省平頂山市叶県辛店郷小梁溝村付近の約2kmの区間。緑化を請け負った業者が遺跡の価値も知らず重機で破壊してしまったという。

驚くしかない愚行だが、現地住民になぜ工事を止めなかったのかと聞いたところ、遺跡には重要保護文物であることを示す表示がなく、業者に工事をやめるよう申し入れても説得できなかったとの答えが返ってきた。それどころか、県文物局によると、楚長城の大部分はまだ文物保護指定を受けていないとのこと。現在、急ぎ指定申請を行っている。(翻訳・編集/KT)

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