<四川大地震>生徒見捨て一人逃げた教師、テレビ番組に出演―中国

Record China    2008年6月7日(土) 13時7分

拡大

2008年6月6日、四川大地震の際に生徒を捨てて自分1人逃げたとして非難の的となっている教師・範美忠がテレビ番組に出演した。写真はテレビ番組出演中の範。

(1 / 10 枚)

2008年6月6日、四川大地震の際に生徒を捨てて自分1人でいち早く逃げたとして非難の的となっている教師・範美忠(ファン・メイジョン)がテレビ番組に出演した。人民網が伝えた。

その他の写真

地震後、範はブログに「生徒をかばって死ぬのはその人の『選択』。決して『美徳』ではない」「あのような状況で、自分が身を挺して守れるのは娘だけだ。たとえ母親でも助けない」などと書きつづり、「最も恥知らずな教師」として批判を浴び、「逃げ足の範」とのあだ名をつけられた。

テレビ番組に出演した範は、ブログの文章が人々の気持ちを傷つけたことを謝罪したが、自分の考えに変わりはないと発言した。もし冷静に判断して学生たちの批判を誘導できればもっと良かったが、パニック状況にありできなかったと率直に語っている。範が勤める四川省都江堰市の光亜中学校校長は「範の行動に問題はなかったが、ブログの内容が問題だった」と電話でコメントした。

四川大地震では生徒を守り命を守った教師など数々の「英雄的行為」がクローズアップされると同時に、シャロン・ストーンや寄付金額が少ない企業をやり玉に挙げる「悪人捜し」が横行している。範についても大手メディアが「逃げ足の範」とのあだ名で呼称するなど、メディア、ネットユーザー、市民が一体となったバッシングが続いている。(翻訳・編集/KT)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携