2008年6月4日、新華網によれば、2008年初頭の大雪などの冷害によって深刻な被害を受けた、南峰地区の野生動物資源と生態系機能の早期回復を図るため、広東省林業局が4日、広東南峰国家級自然保護区で保護していた野生動物を自然に戻す活動を開始した。放される野生動物は鳥類、蛇類、ハリネズミ、ヤマネコなど30種類、1402匹（羽）に上る。

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今回自然に戻された野生動物は、主に林業部門の行政執行によって没収された人工繁殖の動物で、伝染病などの検査を行ったのち、南峰地区の本来生息している地域に放された。

2008年初頭の大雪などの自然災害により、南峰地区の森林を中心とした生態系に深刻なダメージが出たほか、野生動物資源にも多大な被害が発生していた。関連部門の調査によれば、同地区では冷害により多数の動物が死亡、または他の地域へ移動し、とくに鳥類は災害前の半数以下に激減してしまったという。このほか、多くの土壌動物、昆虫の被害も確認されており、生態系に大きな損失が出ているという。（翻訳・編集/岡田）