「人権改善への努力は五輪開催の代償ではない」政府スポークスマンがコメント―中国

Record China    2008年6月4日(水) 11時31分

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6月3日の報道によると、中国政府スポークスマンは国内の人権問題について「改善の努力は続けるが、外国に強要されたからでも五輪主催のためでもない」とコメントした。写真は5月21日、四川大地震犠牲者哀悼のため天安門広場に集まった市民。

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2008年6月3日、新華社の報道によると、中国外交部の秦剛(チン・ガン)報道官は定例記者会見で、国内の人権問題について「中国は改善の努力を続けるが、それは外国に強要されたからでも、五輪開催の代償でもでもない」との趣旨のコメントをした。

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記者の「ブッシュ米大統領が五輪開会式出席を表明したが、見返りとして人権問題での譲歩はあるのか?」との質問に答えたもの。

同報道官は「人権問題改善はどこかの国、集団、組織、あるいは個人の意図や、中国がなんらかのイベントを開催する代償に譲歩されるものではない」とした上で、中国政府は人権の保障と改善に向け、不断の努力を続けている、と主張した。

さらに同報道官は、国家間で人権問題が話し合われる際は対等かつ相互の立場を尊重した姿勢が重要との考えを強調。「自国の問題に目をつぶったダブルスタンダードによる、人権問題を口実とした圧力や内政干渉には反対している」と述べ、先に行われた第14回米中人権対話については「建設的なものだった」と評価した。(翻訳・編集/KT)

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