2008年6月3日、2日付新浪網によると、中国の投資銀行、中国国際金融有限公司（CICC）は2日発表したリポートで、中国の08年5月のCPI（消費者物価指数）は前年同期比7．7−8．1％上昇し、上昇率は前月の8．5％を下回ると予想した。

リポートによると、CPIの変動を大きく左右する食品価格が前月比1．5−2．0％下落し、上昇ペースを減速させる見通し。ただPPI（生産者物価指数）の上昇に伴い、非食品価格は前年同月比2％上昇することが予想される。

リポートは総じて、08年の中国の物価動向は、上半期が高く下半期が低いという大勢に変化はなく、食品価格の下落に従ってCPIの上昇ペースも徐々に減速するとの見方を示した。その上で、物価安定に伴い、中国政府が下半期に石油製品の小売価格を引き上げる可能性を指摘した。（翻訳・編集/HI）