<四川大地震>パンダの第二の故郷、世界遺産候補地「三清山」が名乗り―江西省

Record China    2008年5月30日(金) 23時57分

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29日、四川大地震で壊滅的な被害を受けたパンダ自然保護区の代替地として、江西省の三清山が名乗り出た。すでに国家林業部や四川省臥龍パンダ保護センターに積極的に働きかけているという。資料写真。

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2008年5月29日、中国政府がジャイアントパンダの第二の故郷を探しているとの報道を受けて、世界自然遺産に立候補している江西省「三清山」がいち早く名乗りをあげた。現地ではパンダのふるさとに選ばれるため積極的に活動しているという。「中国広播網」が伝えた。

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三清山は「江南第一峰」と称される景勝地。その森林率は89%に達し、気候や湿度などの自然条件がパンダの成育にふさわしいだけでなく、パンダの主食である竹や笹が三清山全域を覆っているのが強みだと現地関係者らはみている。パンダの第二の故郷となるべく、住民と三清山管理委員会は合同で専門の対策チームを編成。すでに文書で国家林業部や四川省臥龍パンダ保護センター管理委員会等の関係部門に立候補の意思を伝えた。同時に専門家を招いて、三清山の地理条件や気候、竹の植被率、環境保護等に関する科学的データを採集し、政府による候補地選びの際の資料を作成するという。

江西省の野生動物保護研究家は、同省にはパンダの繁殖と成育にふさわしい標高1500mから1800mの山が多く、主食となる竹や笹も豊富で、パンダの故郷となる条件を備えていると話している。(翻訳・編集/本郷)

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