2008年5月29日、国家防ジン抗旱総指揮部（以下、国家防総）弁公室は、中国南部を襲った今年最大の集中豪雨により、貴州省、湖南省、江西省、広西チワン族自治区、安徽省などの広い範囲で、死者48人、行方不明25人の被害が出ていると発表。

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貴州省では、今月21〜27日に降り続いた豪雨により全省25の県市区で被害が出ており、27日夜までの死者は30人、行方不明は13人。湖南省では29日現在、死者11人、行方不明9人。広西チワン族自治区では豪雨による土砂崩れなどで、28日午前までに死者4人、行方不明1人の報告が。江西省ではこれまでに死者3人、行方不明2人となっている。

この強い雨は5月30日まで続くとみられ、今後も各地で大雨による土砂崩れや山崩れ、洪水などが発生する危険性が強まっていることから、国家防総は関係各部門に厳重な警戒態勢をとるよう強く求めている。現在、多くの地域で交通網と通信網がストップしており、この豪雨による被害は今後の調べでさらに拡大すると予想される。（翻訳・編集/本郷）