2008年5月28日、中国新聞網によれば、今回の四川大地震による損失が2008年新春の大雪の倍以上に上るとの考えを、国家発展改革委員会の穆虹（ムー・ホン）副主任が明らかにした。

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これは国務院記者会見で、ある記者から「今回の地震による経済的損失は5000億元（約7兆5000億円）にのぼるとの報道がなされているが、実際にはさらに多いのか」との質問が出た。

この質問に対し、穆副主任は、現在、国家減災委と中国地震局、四川省が震災による損失について統計整理を行っているところだとし、一部の現地機関で統計調査が難航している地域があることを認めた。また、現地では緊急救援活動が続けられており、統計調査にまで手が回らない上、余震も頻繁に起こっていることから、損失は現在も拡大しているという。したがって、正確な数字を明らかにするには、まだしばらく経ってからになるとし、現時点で言えるのは、今回の地震による被害はきわめて大きく、経済的損失も多大で、2008年新春に南部で発生し大雪による損失の倍以上にのぼると予測していると、穆副主任は話した。（翻訳・編集/岡田）