<四川大地震>村で唯一倒壊しなかった家、地震局が視察に―甘粛省隴南市

Record China    2008年5月29日(木) 0時0分

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28日、四川大地震で壊滅的な被害を受けた甘粛省隴南市文県碧口村で、1軒だけほぼ完全な状態で残った家が紹介された。村中の家屋が倒壊した中で、奇跡的に軽いヒビ割れだけで済んだのだという。このほど、同省地震局が視察に訪れた。写真は隴南市文県の被災地。

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2008年5月28日、四川大地震で壊滅的な被害を受けた甘粛省隴南市文県碧口村で、1軒だけほぼ完全な状態で残った家が紹介された。村中の家屋が倒壊した中で、奇跡的に軽いヒビ割れだけで済んだのだという。このほど、同省地震局が視察に訪れた。新華社通信(電子版)が伝えた。

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碧口村は四川省青川県の木魚村に隣接。震源地の[シ文]川県から200kmの距離にある。村で唯一家が倒壊しなかったと評判になっているのは、任興平(レン・シンピン)さん。任さんは1998年、自分で2階建ての家を建てた。費用はわずか3万元(約45万円)。噂を聞きつけた甘粛省地震局応急部の景天孝(ジン・ティエンシアオ)部長が、このほど視察に訪れた。「家はほぼ無傷。2階の1部屋にわずかなヒビがあるだけだ」と驚きの声をあげる景部長。「全く問題ない。このまま住んで大丈夫だ」と太鼓判を押した。

任さんによると、建築材料は他の家と同じ「レンガと木」。他の家と違う点といえば、屋根は軽い材料を使い、2階のレンガは1階より軽いものにした。部屋の壁は木材を使用。「木の壁にしたことで、揺れに強い家になったのだと思う。他の家は全て壁をレンガ造りにしていたから」とのこと。景部長は、「今後の参考にしたい」と話していた。(翻訳・編集/NN)

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