<中華経済>ディーゼル油卸売価格、海外価格を6千元/t下回る―中国

Record China    2008年5月28日(水) 21時43分

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28日、石油大手の中国石油化工(シノペック)関係者はこのほど、ディーゼル油の国内卸売価格の国際価格との差額が1トン当たり約6000元に達し、過去最大となったことを明らかにした。

2008年5月28日、28日付中国新聞社によると、石油大手の中国石油化工(シノペック)関係者はこのほど、ディーゼル油の国内卸売価格の国際価格との差額が1トン当たり約6000元に達し、過去最大となったことを明らかにした。

同関係者によると、中国国内の石油製品卸売価格は、アジアの指標となるシンガポール市場と比べるとガソリンが1トン当たり3900元、ディーゼル油が6000元低い。

国際原油価格が高騰しているにも関わらず、中国国内の石油製品価格が半年以上据え置かれていることが原因で、国内精製企業の経営を大きく圧迫している。

シノペックの蘇樹林董事長は4月、3月はガソリン生産1トン当たり2162元、ディーゼル油で同3000元超の損失が出たことを明らかにしており、原油価格が1バレル133米ドルの水準で推移する現在、損失はさらに拡大しているとみられる。

中国政府はこの救済措置として、同社と中国石油天然気(ペトロチャイナ)の国有石油2社が08年1−3月に輸入する石油製品に対し増値税還付を決定したが、蘇樹林董事長は26日の株主総会で、「税還付で吸収できるのは精製事業の赤字の半分に満たない」と述べた。(翻訳・編集/HI)

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