上海で正常に使用できるシェア自転車、なんと6割に満たず!―中国メディア

Record China    2018年5月15日(火) 5時0分

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9日、労働報は、上海市内で正常に使用できるシェア自転車は、6割にも満たないと伝えた。写真はシェア自転車。

2018年5月9日、労働報は、上海市内で正常に使用できるシェア自転車は、6割にも満たないと伝えた。

労働報によると、上海市民からはシェア自転車の品質問題に関する情報が寄せられているという。その中には、「QRコードをスキャンしても鍵が開かない」、「ブレーキが故障していて、危うく事故になるところだった」などがあるという。

そこで、記者が街へ出て実際に調査したところ、「半数以上のシェア自転車に問題があった」といい、サドルや前かごがゆがんでいる、サドルの高さ調節が緩み過ぎている、ベルが鳴らない、グリップがない、ペダルが緩んでいるなどが見られた。しかも「故障」の表示はなく、通常通りQRコードをスキャンして使用できる状態だったという。

上海市交通委員会の最新のデータによると、上海市内には約170万台のシェア自転車があるが、上海自転車業界協会は、「控えめに見ても、正常に使用できるシェア自転車は6割に満たない」と見積もっているという。業界団体の基準では95%に達しているべきだという。

記事によると、こうした故障自転車について、シェア自転車運営企業のモバイク(Mobike)は、故障車は把握することができ、修理とメンテナスを行っていることを強調しているという。

モバイクの担当者によると、上海に約67万6000台を投入しているが、すべてに位置情報の付いたロック解除システムがあり、ロック回数と使用者のフィードバックに基づき、随時故障車を回収して修理している。同時に、1台1台の状況を記録しており、使用時間や回数の多い車両は定期的に回収してメンテナンスしている。現在、毎日5000台がメンテナンスのために回収されているとのこと。

しかし、別のシェア自転車企業のofoの担当者は、「具体的にどんな問題が発生したのか、直ちに把握することは難しい。多くの場合、使用者のフィードバックに依存している」と認めた。別のシェア自転車企業の関係者も、「ブレーキの故障やペダルの故障など小さな問題は、使用者が報告しなければ、システムは『未使用』と認識するだけで、何日も使用されない状態が続いて初めて注目するだけだ」と語ったという。モバイクは、故障を発見したら直ちに報告してほしいと呼びかけている。(翻訳・編集/山中)

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