<四川大地震>震災孤児の実業家、14億円を被災地復興に寄付

Record China    2008年5月20日(火) 13時24分

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19日、「愛の奉献」と題した震災救援募金活動で、32年前の唐山大地震の震災孤児で実業家の張祥青夫妻が、四川大地震被災地の復興に1億元(約14億円)を寄付した。写真は四川省綿竹市の被災地。

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2008年5月19日、天津日報によると、18日夜に中国共産党中央宣伝部などが合同で開催した“愛の奉献―2008震災救援募金活動”で、実業家の張祥青(ジャン・シャンチン)夫妻が総額1億元(約14億円)を募金した。

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張氏は、天津市の「栄程連合スチール集団有限公司(会社)」の経営者。夫妻名義での寄付3000万元(約4億2000万円)の他に、1100万人の天津市民代表としてさらに7000万元(約9億8000万円)を寄付すると発表。被災地の人々の家屋再建や、耐震構造の校舎建設に協力したいと話した。寄付金は総額1億元(約14億円)にのぼる。

中国新聞網によれば、張氏は唐山市豊南村の出身で、1976年7月28日に発生した唐山大地震の震災孤児。彼は実業家として成功を収めてからも社会に報いることを忘れていなかった。故郷の村々の養老院に20万元あまりを寄付したほか、豊南村の治水管理事業にも200万元(約2800万円)を寄付し、さらに豊南慈善協会の設立を提唱したことで、「中国で最も社会的責任感のある企業家」にネット上で選ばれている。また今年初頭、中国南方に甚大な被害をもたらした大雪の被災地にも300万元(約4200万円)あまりを寄付している。

張氏は「32年前の唐山大地震で孤児となり、当時、人民解放軍が私たち被災者のために朝から晩までしてくれた救助活動や家屋の再建、物資の配給が今でも忘れられない。今、自分にはささやかな協力しかできないが、被災地の復旧を支援することは1人の中国人として当然のことだと思っている」と話している。(翻訳・編集/岡田)

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