＜中華経済＞＜四川大地震＞被災地での石油製品の供給体制が完全回復―中国

2008年5月19日、19日付香港・経済通によると、中国石油最大手の中国石油天然気集団公司（ペトロチャイナ、CNPC）はこのほど、18日現在で四川大地震を受けた被災地での石油製品の供給体制が完全に回復したと発表した。

現地時間18日17時現在、地震の中心地だった同省〓（さんずいに文）川県、理県、茂県にあるガソリンスタンド計8カ所が営業を開始。また、同省と甘粛省をつなぐ石油パイプラインも平常時の輸送量を回復した。1日当たりの輸送量は1万6900トンと、平均より200トン多い。四川省南充市に保有する製油所でも、15日未明に運転を再開した。同工場では日産能力3800万トンのフル稼働を目指すとしている。

12日に発生した大地震を受け、同社はパイプラインの稼動を停止。また、一部製油所などでも被害が出ていた。（翻訳・編集/KS）