アウトソーシングサービス産業は黄金発展期迎える

人民網日本語版    2017年9月14日(木) 9時40分

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商務部(商務省)サービス貿易・商貿サービス業司の洗国義司長は12日に北京で、「アウトソーシングサービス産業は中国では高学歴の人材の集積度が最も高い産業であり、この先10年間は黄金発展期に入る」との見方を示した

商務部(商務省)サービス貿易・商貿サービス業司の洗国義司長は12日に北京で、「アウトソーシングサービス産業は中国では高学歴の人材の集積度が最も高い産業であり、この先10年間は黄金発展期に入る」との見方を示した。中国新聞社が伝えた。

アウトソーシングサービスとは、サービス専門のサプライヤーが契約を通じて、発注元へ専門的サービスを提供することを指す。洗司長は同日に行われた第8回中国国際アウトソーシングサービス取引博覧会の記者会見で、「2006年から16年間で、中国のアウトソーシングサービス契約執行金額は13億8千万ドル(約1518億円)から1064億6千万ドル(約11兆7106億円)に増加し、年平均増加率は54%に達した。アウトソーシングサービスを手がける企業は500社ほどから4万社近くに増加した。アウトソーシングサービス従事者は900万人に迫り、このうち大学卒業以上が551万人に上り、中国で高学歴人材の集積度が最も高い産業になっている」と説明した。

中国のアウトソーシングサービス産業の国際競争力も向上中だ。洗司長によれば、「現在の中国のオフショアアウトソーシングサービスのグローバル市場におけるシェアは以前の1%未満から33%に拡大し、世界2位に躍進した。オフショア市場はこれまで日本を中心に、北米、欧州、東南アジア、中欧・東欧、西アジア、北アフリカなど200カ国・地域で開拓を進めてきた」という。

中国政府はさきに通達を発表して産業の開放分野のさらなる拡大を決定し、特にサービス産業の開放分野の拡大を打ち出した。また先ごろ、条件を満たした技術先進型サービス企業を対象に実施してきた所得税の優遇政策の全国への普及拡大を加速させ推進している。

洗司長は、「アウトソーシングサービス産業の先端化、デジタル化、融合化、標準化を方向性とした革新発展を加速させ、デジタル経済時代にあってグローバルバリューチェーンにおける中国の位置づけを向上させるための戦略的選択とする。今後の10年間、中国のアウトソーシングサービス産業は充実した黄金発展期に入るだろう」と予想した。

アウトソーシングサービス産業の発展を促進する取り組みの1つとして、今月28日と29日に浙江省杭州市で第8回中国国際アウトソーシングサービス取引博覧会が行われる。テーマは「サービスの新生態を構築し、経済の新発展を促進する」で、新たな情勢下でアウトソーシングサービスがどのようにして産業バリューチェーンの先端へ駆け上るかを話し合う予定だ。(編集KS)

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