「中国本土化への一歩」の声も=香港ラジオ局がBBCの24時間放送を打ち切り、代わりに中国ラジオ局の放送開始―中国メディア

Record China    2017年9月6日(水) 6時40分

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5日、環球網は、香港の公営ラジオ局が英BBCラジオの24時間放送を取りやめ、中国中央人民ラジオ局の香港向け放送に切り替えたと報じた。写真は香港。

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2017年9月5日、環球網は、香港の公営ラジオ局が英BBCラジオの24時間放送を取りやめ、中国中央人民ラジオ局の香港向け放送に切り替えたと報じた。

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香港の公営ラジオ局・香港ラジオの第6チャンネルは1989年12月3日の放送開始以降、BBCの国際チャンネルを24時間放送してきたが、9月4日にこの放送を取りやめ、その代わりに中央人民ラジオの「中国の声」チャンネルの放送を開始した。「中国の声」では、ニュース、文芸などの情報に関する普通話(共通語)放送がメインとなり、一部の番組は広東語で放送されるという。

一方、BBCの国際放送については第4チャンネルで引き続き放送するものの、放送時間が午後11時から翌日午前7時の8時間に短縮された。

香港メディア・大公網によると、今回の改編は今年3月28日の香港行会議で決定したものだという。これに対して一部の民主派からは「香港がさらに北京の言いなりになるというシグナルだ」との声が出ており、ある議員は「香港の中国本土化への一歩である事は間違いない」と指摘しているという。

これに対して香港ラジオの責任者は「『香港の声』の放送は、本土と香港との文化交流を強めることにつながる。BBCの放送を深夜帯の8時間に縮小したのは、BBCのサイトから直接放送を聞けるから。そして、時差の関係上ニュース情報が多くなるのは香港時間の深夜だから」と説明している。(翻訳・編集/川尻

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