<動画>米国が北朝鮮への観光目的の渡航禁止へ、「最後のチャンス」とばかりに旅行に行く人々

人民網日本語版    2017年9月1日(金) 9時50分

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米国はこのほど朝鮮への観光目的の渡航を禁止することを明らかにし、9月1日より施行される。ジャーナリストや人道目的など特殊なケースを除き、米国の一般市民は朝鮮への渡航が不可能となる。

米国はこのほど朝鮮への観光目的の渡航を禁止することを明らかにし、9月1日より施行される。ジャーナリストや人道目的など特殊なケースを除き、米国の一般市民は朝鮮への渡航が不可能となる。しかしそんな中でも一部のアメリカ人は、禁止令施行前の最後のチャンスとばかり朝鮮旅行へと出発していた。

北京首都国際空港は米国人が朝鮮旅行へ向かうためには必ず利用しなければならない空港となっている。ある米国人のツアーグループが26日、朝鮮高麗航空のチェックインカウンターの前の列に並び、チェックイン手続きを待っていた。彼らは禁止令施行前最後の朝鮮を訪れる米国人観光ツアーということになる。

ツアーメンバーの一人であるバージニア州出身のニコラス・バークヘッドさんは、朝鮮観光用のビザを見せ、取材に対して、「朝鮮への観光目的の渡航が禁止されると聞いて、朝鮮旅行を早めた。もともと朝鮮に行く前に2年間朝鮮語を学んでおくつもりだったが、来月から朝鮮に行けなくなることを知り、行けるうちにすぐに行ってしまうことにした」と話した。

同じツアーメンバーのワシントン出身のアリ・カリムさんは、以前は医者として働いていたそうで、現在は世界旅行中で、米国政府の観光目的の渡航禁止について知り、予定より数カ月前倒しで朝鮮旅行することを決めたという。

統計によると、観光目的の渡航禁止前は、朝鮮を訪れる米国人旅客が毎年数百人ほどいた。米国の大学生のオットー・フレデリック・ワームビアさんの死が、米国の観光目的の渡航禁止のきっかけとなったとされている。ワームビアさんは2015年12月に、朝鮮へのツアー旅行に参加。法廷でのワームビアさんの証言によると、2016年1月1日早朝、滞在先の羊角島国際ホテルの政治宣伝ポスターを盗んで米国に持ち帰ろうとしたという。

翌日1月2日、ワームビアさんは平壌空港で拘束された。そして2016年3月、ワームビアさんは朝鮮の最高裁で、国家転覆陰謀罪にあたるとして労働教化刑15年を宣告され、2017年6月13日には、朝鮮は昏睡状態にあったワームビアさんを釈放した。同年6月19日、ワームビアさんは米国で死亡している。(提供/人民網日本語版・編集YK)

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