韓国・文大統領「慰安婦合意は韓国人の期待とかけ離れている」

人民網日本語版    2017年8月24日(木) 11時10分

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韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は21日、青瓦台(大統領府)で超党派の日韓議員連盟の日本側代表団と会談し、旧日本軍の慰安婦問題を巡る2015年の韓日合意について、「韓国人の期待とはかけ離れたものだった」との見方を示した

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は21日、青瓦台(大統領府)で超党派の日韓議員連盟の日本側代表団と会談し、旧日本軍の慰安婦問題を巡る2015年の韓日合意について、「韓国人の期待とはかけ離れたものだった」との見方を示した。中国新聞網が韓国紙・聯合ニュースの報道を引用して報じた。

文大統領は、「韓国国民は感情的に、韓日合意を受け入れることができない。当時の政府が、被害者と国民への説明をしないまま合意に至ったのか疑問に思っている。政府は、被害者と十分に協議し同意を得るべきだったが、そのような過程がなかった。その経緯を把握するため、外交部長官直属のタスクフォース(TF、特別チーム)が発足し検証作業を行っており、結果を待っている」とした。

また、「慰安婦の強制性を認めた河野談話(1993年)や植民地支配と侵略を反省する戦後50年の村山談話(1995年)、金大中(キム・デジュン)大統領と小渕恵三首相が結んだ『韓日共同宣言-21世紀に向けた新たなパートナーシップ』(1998年)の趣旨を継承することを望む」との考えも示した。

そして、「韓国で来年2月に開かれる平昌冬季五輪に続いて、20年の東京五輪、22年の北京冬季五輪と、東アジア3カ国で国際的祭典が連続して開催される。それを機に、韓日関係が発展し、北東アジアの平和と繁栄が実現することを願っている」と述べた。

朝鮮への対応をめぐる協力に関連しては、「韓日両国は、基本的価値と戦略的利益を共有し、地理的、文化的にも非常に近い隣国だ。また、朝鮮の核とミサイルの脅威に対し、共通の対応を取ることが必要。両国が力を合わせて深刻な安全問題を解決することを望んでいる」とした。

その他、「ここ数年、韓日関係は停滞していたものの、私が大統領になったからには、未来志向で発展させていきたい」とした。

文大統領は同日、日本側の日韓議員連盟の額賀福志郎会長ら10人と在韓国日本大使館の長嶺安政大使と会談した。韓国側は韓日議員連盟の会長を務める、民主党の議員・姜昌一(カン・チャンイル)氏、青瓦台関係者が同席した。 (編集KN)

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