中国国産アニメが好調、中国の美学あふれる作品が人気―中国メディア

配信日時:2017年8月4日(金) 14時20分
中国国産アニメが好調、中国の美学あふれる作品が人気―中国メディア
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ここ数年、中国国産アニメーション映画の1作1作がどれも話題になり、再び国産アニメの未来に対する関心と議論を呼んでいる。写真は水墨画アニメ「オダマジャクシ、お母さんを探しにいく」。
「西遊記之大聖帰来(Monkey King: Hero is Back)」、「大魚海棠(Big Fish & Begonia)」から最近の「大護法(Da Hu Fa)」まで、ここ数年、中国国産アニメーション映画の1作1作がどれも話題になり、再び国産アニメの未来に対する関心と議論を呼んでいる。瞭望東方週刊が伝えた。

「大聖帰来」が国産アニメ映画の興行収入新記録を打ち立てると、中国漫画アニメ産業の状況が好転し始めた。データ研究機関・比達諮詢が発表した「2017年第1四半期中国美容産業O2O市場研究報告」によると、2016年の中国漫画アニメ産業の生産額は1320億元(約2兆1822億円)に上り、前年比16.6%増加した。

同報告には次のような注目すべきデータがある。17年第1四半期(1〜3月)に、各種アプリケーションを利用して漫画アニメ作品を鑑賞した中国のユーザーが最もよく鑑賞する作品のタイプは、「コメディ」が24%、「中国風」が19%で、1位と2位に並んだ。このデータと映画市場で反響の大きかった国産アニメ作品を並べてみると、中国の次世代の観客たちは中国の美学に彩られたアニメ作品を求めており、こうした気持ちは具体的な形となってあふれ出しそうになっているといえる。

世界的な視点でみると、真に記憶に残るアニメ作品とは、民族的ムードが漂っており、その作品が作られた土地の伝統と呼応し合い、現地のテーマを深く掘り下げた作品ばかりだ。今では中国のアニメが民族の特徴と文化的な自信に基づいた美の追求をさらに進めており、ただ中国的要素を寄せ集めるのではなく、文化的遺伝子を創作の中に溶け込ませ、現代の中国人が心揺さぶられ共鳴するような接点を見いだすことが必要になっている。

ここ数年、国産アニメ映画は民族的ムードの追求の面でさまざまな革新を遂げてきた。「大聖帰来」は独自の成長の道をたどる東洋の英雄像を作り上げることに力を入れ、孫悟空に中国人が抱くさまざまな思いを凝縮させた。「大魚海棠」では中国の古代神話や福建省の無形文化遺産「土楼」といった要素を活用し、中国ムードあふれる幻想的なアニメの世界を細やかに描き出した。「大護法」は水墨画の伝統に力を借りて、美術デザインの隅々にまで「写意」(水墨画の表現方法)の風格を漂わせた。

すでに20世紀中頃に、上海美術電影制片廠は西洋諸国のアニメ発展モデルとは一線を画す中国の道を歩み出し、民間の戯曲、水墨画、アニメを結びつけ、「西遊記之大閙天宮」(邦題:モンキーマジック 孫悟空誕生)、「小蝌蚪找■■」(■は女へんに馬、邦題:オダマジャクシ、お母さんを探しにいく)、「山水情」(邦題:琴と少年)といった中国の特色にあふれたアニメ作品を制作し、世界のアニメ界から、「これで中国学派の基礎固めが終わった。これから輝く未来へと突き進んでいく」と高く評価された。

現在、新たな創作条件や市場環境の中で、民族の伝統という養分をくみ取り、これを創造的に転換し、革新的に発展させるにはどうすればよいかが、次世代アニメ制作者が直面する重要な課題となっている。(提供/人民網日本語版・編集KS)
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  • ato***** | (2017/08/04 19:01)

    >オダマジャクシ、お母さんを探しにいく 母カエルの方が人間に連れ去られたオタマジャクシを探しに行くなら理解できるが、水棲生物に親探しは無理だろう。それにこのタイトルを見て、日本の古典文学菊池寛の『父帰る』を思い浮かべてしまった。
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