食料品の密輸を連続摘発=穀物価格の急騰受け―中国税関総局

Record China    2008年5月2日(金) 9時14分

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30日、中国税関総局によると、食料品の国際価格急騰を受け、比較的価格の安定している国産食料品を密輸する事件が相次いでいる。資料写真。

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2008年4月30日、税関総局によると、このほど連続して発生している食料品の密輸について、検査体制を厳格化して臨む方針だという。新華社の報道。

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4月、杭州税関で4件の食料品密輸および輸出品の虚偽申請が摘発され、米7t、小麦33tが押収されたのを皮切りに、各地の税関で同様の事件が頻発している。

このような密輸の背景には、近年まれに見る食料品の国際価格の急騰がある。過去2か月で食料品の国際価格は全体で9%の上昇を呈しており、中でも米はこの19年来で最高値、小麦粉は28年来で最高値を示している。これに対し、中国国内での食品価格上昇率は比較的緩やかで安定しており、この価格差を狙って、一部の業者が密輸による暴利をむさぼっている。

これを受けて税関総局では、輸出品のサンプリング検査を厳格化するととともに、食料品および食用油の輸出企業への監察を強化し、密輸ルートの特定や密輸犯の摘発に努める。(翻訳・編集/愛玉)

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