オンラインゲームと現実が交差する中国のラブコメドラマ、ヒロインがキスシーンや役作りを語る

Record China    2017年7月13日(木) 16時20分

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ロマンチックラブコメディ「シンデレラはオンライン中!」の日本でのDVDリリースを記念して、同ドラマでヒロイン役のジェン・シュアンがインタビューに応えた。

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今もっとも勢いのある中国若手トップスターのヤン・ヤンジェン・シュアンが共演した、ロマンチックラブコメディ「シンデレラはオンライン中!」の日本でのDVDリリースを記念して、同ドラマでヒロイン役のジェン・シュアンがインタビューに応えた。

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「シンデレラはオンライン中!」は、「お昼12時のシンデレラ」の原作者が贈るエリート男子とピュア女子が運命の恋に落ちる、乙女心満載の甘キュンロマンチックラブコメディ。オンラインゲームと現実、それぞれの世界が交錯しながら恋愛模様が描かれる。

クールで情熱的なシャオ・ナイを、中国で「国民男神」と呼ばれるほどのイケメン、ヤン・ヤンが演じていることで話題の同作。その相手役となるヒロインを演じるのは、「皇后的男人〜紀元を越えた恋〜」やイ・ジョンソクと共演する韓中合作ドラマ「翡翠恋人(仮)」で話題のジェン・シュアン。ピュアすぎる純情女子をキュートに演じて、視聴者から絶大な支持を獲得、恋愛初心者同士である2人のラブは「ドキドキが止まらない!」と世代を超えて多くの女性をときめかせている。

■演じているベイ・ウェイウェイについて、以前ご自身とは似ていないとおっしゃっていましたが、ジェン・シュアンさん自身は、なぜこの役を引き受けたのですか?

台本が素晴らしかったからです。そして、プロデューサーが熱心にオファーしてくださったからです。

■人気の高い小説の登場人物を演じることで、プレッシャーはありましたか?

自分がベイ・ウェイウェイ役に選ばれるとは思ってもいなかったので、役をいただいた時は、とても驚きました。ですから、ものすごいプレッシャーを感じました。ウェイウェイは頭が良くて、美人でロマンチックなキャラクターで、アニメの世界の人物のようです。勉強においても成績優秀です。私は、学校ではおとなしくて、誰とでも付き合えるタイプではありませんでしたし、大して美人でもありません。実際の自分とウェイウェイの差が大きすぎて、うまく演じる自信がありませんでした。役作りには苦労しましたが、フレッシュなイメージを出すのは、うまくできたと思います。この点については、原作者のグーマン先生にも認めていただけました。

■「シンデレラはオンライン中!」は若者に大人気の青春小説で、多くの若い女性がウェイウェイに憧れています。小説の登場人物で、影響を受けた人がいれば、教えてください。

私自身は、今撮影中の「夏至未至」で演じている立夏(リー・シア)の役が親しみを感じられます。若い人々は、みんな不安で自信がなく、いつも自分を卑下してしまうものだと思います。ウェイウェイのようなスーパーガールは、みんなの憧れですが、めったにいるものではありませんね。

■劇中、ウェイウェイは、「幼い頃から大人になるまでこれまで男性に告白される時は、いつも手紙で告白されてきた」とからかわれるシーンがありましたが、これは、ジェン・シュアンさんも同じですか?

告白の手紙を受け取ったら、とても緊張しますね。小学生の頃、一度手紙で告白されたことがありますが、その時はすぐに泣き出してしまいました。確か、当時流行していた開くと音楽が流れるタイプのカードに告白のメッセージが書かれていたと思います。そのカードを手にトイレに駆け込み、破って捨てました。そして、先生に言い付けました。

■ドラマの視聴者は、あなたのキスシーンに注目しています。キスシーンを拒んだことがありますか?

皆さん、キスシーンを楽しみにしていらっしゃるようですが、私は、キスシーンの撮影がある日は、一日中落ち込んでいるんですよ。

■キスシーンや熱愛シーンのたびに緊張されるそうですが、どの作品でもそうなのですか?。それとも、この作品のヤン・ヤンさんとの絡みの時だけそのような気持ちになるのですか?

どの作品でも、できればキスシーンがなければいいと祈っています。押しつぶされそうなプレッシャーを感じます。

■今回のドラマでは、初めて女性監督の下で撮影に臨まれたわけですが、これまでと違ったことはありましたか?。ご自分でも監督をしてみたい気持ちになりましたか?

「シンデレラはオンライン中!」の監督は、女性監督のリン・ユーフェンさんです。もし自分が監督だったらと想像したことがあります。私が監督だったら、モニターの周りにシールをたくさん貼り付けると思います。見た目もかわいいし、モチベーションが上がりそうな気がするから。とにかく、あらゆる所をかわいくしたいですね。ディレクターズチェアから撮影機材に至るまで、全ての物をキュートにします。そういう所から監督になった自分を想像してみただけなので、他には特に何も考えていません。

■ヤン・ヤンさんの第一印象は?。今回のドラマと、以前共演したバラエティとで違いがありましたか?

バラエティ番組の「花と少年第2シーズン」(5人の女性スターと2人の男性アイドルが一緒に海外を旅行する旅バラエティ)で共演した時は、流れに左右されず、人の影響を受けないしっかりした考えのある人だなという印象を受けました。好青年という感じですね。ドラマで共演してみると、とても繊細な人だと分かりました。シャオ・ナイという役柄に対する解釈が、とてもよいと思います。

■ゲームの世界での恋愛とは、どんな感じですか。ネット恋愛について、どう思われますか?

ネット恋愛は、あまり好きではありませんが、今の時代に合っているとは思います。今の時代の人は、さまざまなプレッシャーを背負って生きているので、現実世界ではかえって本当の姿が見えにくくなっているからです。ウェイウェイは、真面目な女の子なので、どんな時でも「真面目」な人や物に心を動かされると思います。

■シャオ・ナイとベイ・ウェイウェイはネットで知り合いましたが、実際にネットで知り合った友人や、仲のいいネット友達はいますか?

私は、ネット上の友情をあまり信じていません。

■役柄へのアプローチの方法を教えてください。

私は役者ですから、見た目がそれほど似ていなくても、役柄の内面を理解し、監督や原作者に意見を尋ね、研究しました。ウェイウェイはなぜゲームが強いのかとか、どのような背景でそんなキャラクターになったのかを聞くことによって、よりよい演技ができ、役作りに自信が持てるようになりました。この役を演じたことで、自分に自信が持てるようになりました。

■シャオ・ナイは人を圧倒する力があるので、現実ではシャオ・ナイのようなタイプは好みではないのでは?

女の子は、長続きする恋愛を望みます。恋愛中の女の子は、毎日とてもハッピーですが、もし彼氏が電話をかけてきてくれなければ、すごく落ち込んで、SNSに書き込んだりするものです。一方、男性は恋愛だけでなく仕事も大切します。私は、価値観の似た者同士がカップルになるのがいいと思います。ただし、仕事は仕事として、男性側だけでなく私も自分の仕事には責任を果たします。

■ネットゲームをしているシーンでは見事な手つきでキーボードを操っていましたが、普段はゲームをしないのではありませんでしたか?。だとすると、撮影が始まった頃は、この役柄のために指の動きを練習されたのでしょうか?

ウェイウェイがゲームマニアということで、私は世界的に人気のあるゲームや、その対戦動画を調べました。ゲームの達人たちの手さばきをまねして勉強しました。

■皆さんにとって最も印象深かったのは、軒下で雨宿りをするシーンだったと思います。そのシーンでお二人はとても接近していましたが、NGを出しましたか?

ありました。このシーンは撮り始めた時、私の気持ちの入り方が足りず、視線から愛情が感じられないということで、監督がいろいろ指導してくれました。1カット撮るたびに、私をモニターの所へ連れて行き、「この時の視線にもっと愛情をこめて」などとコメントをくれました。実は、私は恥ずかしかったのです。皆さんの目には、私は感情を隠さずに表現するタイプだと思われているかも知れませんが、実は私は、心の中ではかなり情熱的な気持ちを持ってはいても、表現することができないタイプの人間なのです。これは、私が今後克服すべき課題だと思っています。

■ここ数年大活躍のジェン・シュアンさんですが、まだ演じたことがなくて、今後挑戦してみたい役柄はありますか?

女優としての経験は、まだまだ足りません。ただ、私の演じる役柄の世界観や価値観によって、ご覧になった皆さんが明るく爽やかになれるような、気持ちが安らぐような、そんな役を演じたいと思っています。さまざまな可能性を模索する過程で、自分を見失いそうになるかもしれませんが、最終的には、視聴者の皆さんを元気にできるような役がいいと思います。

「シンデレラはオンライン中!」は今月からDVDがリリースされており、8、9月と順次リリースを予定している。(編集/内山

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