2008年4月25日、世界中の中国人が団結し、MSNメッセンジャーで「愛国心」を示す「紅心中国（ハートチャイナ）運動」を発起したインターネットサイト「我賽ネット」が、ハッカー攻撃を受けていたことがわかった。ハッカーのIPアドレスのほとんどは欧州のものだという。北京紙「京華時報」が伝えた。

「ハートチャイナ運動」は、「我賽ネット」が「北京五輪を支持する気持ちを表すために、何か出来ないか」と呼びかけ、集まった多数のアイデアから選ばれた。MSNメッセンジャーの自分の名前の前に「赤いハートの絵文字+英文のCHINA」を掲げるのが仲間の印。中国人の「団結」を示すのだという。運動は今月15日の深夜から始まった。

ところが、この「我賽ネット」がハッカー攻撃を受けた。19日から始まり、20日の深夜には同時に複数のハッカーが侵入。ホームページも改ざんされた。後の追跡でハッカーのIPアドレスのほとんどは、欧州からのものであることが判明したという。（翻訳・編集/NN）