2008年4月23日、新華網によれば、上海で行われている月面探査車の研究開発に大きな進展が得られたと、上海市科学技術委員会が発表した。

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上海市科学技術委員会は23日、月面探査車テストの総括会を開催。同委の専門家により上海航空宇宙技術研究院の担当しているプロジェクトの審議を行った。月面探査車のサンプル車両（モックアップ）や月面総合環境実験室などの研究開発の進展状況が明らかにされ、月面探査プロジェクトチームによる研究開発の実現可能性などについて評価が行われた。

「有人宇宙飛行・月面探査プロジェクト」は国家中長期科学技術発展計画要綱で取り決められている16大プロジェクトの1つ。数年来、上海市が月面探査車の研究開発に全力で取り組んでおり、市科学技術委員会が月面探査に関する研究開発をすすめてきた。上海航天技術研究院が中心となり、総合的な設計、シミュレーション、月面探査技術、月面生存技術、試験技術など多岐に渡る重要技術の面で大きな成果が得られたという。

探査車は、第2期月探査プロジェクトの根幹を成すものであり、計画では2013年に軟着陸機により月面に降り、調査を行う。プロジェクト後の月面探査のみならず、火星探査プロジェクトにも大きく貢献することになる。（翻訳・編集/岡田）