南部を中心に大雨、洪水被害が甚大!北部は干ばつ続く―中国

Record China    2008年4月22日(火) 19時46分

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21日、中国の南部を中心に強い雨が降り続き、被害が出ていることを受け、国家洪水・干害総指揮部会議が召集された。南部では大雨、北部では干ばつが続いている。写真はアモイ市。

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2008年4月21日、中国の南部を中心とした大部分で強い雨が降り続き、被害が出ていることを受け、北京で開かれた国家洪水・干害総指揮部(国家防総)会議が召集された。席上、国務院副総理で国家防総の回良玉(フイ・リアンユー)総指揮は、「南部の大雨が被害を起こし、北方ではなお干ばつが続いている。さらに今年最初の台風も上陸した。災害状況はとても楽観できるものではなく、対策を急がねばならない」と述べた。中国新聞網が中央電視台からの情報として伝えた。

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中国南部、湖南省では気温の低下と降雨が続き、雷に加え雹が降るという状況。省内のガソリンスタンドでは落雷を受け、周囲の住宅に影響が出ているという。また、重慶市内を流れる大寧河の水位も雨により一時間で3m上昇、水位は205mに達し、警戒水位まで10mとなった。修復中だった市内の巫渓港は水没、機械も洪水に流された。

一方、青海省西寧市では21日早朝、みぞれが降り、寒波警告も。内モンゴルでも大雪が降り、気温が10度も下がるという事態になった。新疆や陝西省でも霜が発生した上に、黄砂とみぞれが降った。

中央気象台によると、23日には雨は止むと見ており、この大雨により、中国東北地方で発生している干ばつを和らげる可能性もあるとしている。(翻訳・編集/小坂)

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