2008年4月17日、訪日中の楊傑●（ヤン・ジエチー＝●は竹冠にがんだれに虎）外交部長は高村正彦外相と会談、胡錦涛（フー・ジンタオ）国家主席の訪日日程、チベット問題などについて意見を交換した。中国新聞社が伝えた。

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楊部長の訪日は胡主席の訪日準備を目的としたもの。今春に予定されていた日程は5月6日から10日に正式決定した。今年は日中平和友好条約締結30周年に当たり、両国関係をさらに深めるために青少年の交流拡大や環境保護分野での協力などを首脳会談に盛り込むことで合意した。また東シナ海ガス田問題、中国製冷凍ギョーザ中毒事件など日中間の懸案についても意見交換した。

高村外相はチベット問題について、透明性の確保と対話の必要性を訴えたが、楊部長は「国家の統一に関する内政問題だ」と反発、宗教や人権、民族の問題ではないとする中国政府の主張を繰り返した。（翻訳・編集/KT）