韓国の文化財に指定された日本式家屋、隣のビル新築工事で倒壊危機=韓国ネットは賛否「悲しい歴史を保存すべき」「日本の家がなぜ文化財に?」

配信日時:2017年11月14日(火) 7時10分
韓国の文化財に指定された日本式家屋、隣のビル新築工事で倒壊危機
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10日、韓国・聯合ニュースによると、韓国文化財庁の登録文化財に指定されている釜山市内の日本式家屋が、隣のビル新築工事により倒壊の危機に直面している。写真は釜山。
2017年11月10日、韓国・聯合ニュースによると、韓国文化財庁の登録文化財に指定されている釜山(プサン)市内の日本式家屋が、隣のビル新築工事により倒壊の危機に直面している。

釜山・一麦(イルメク)文化財団は同日、釜山市中心部にある日本式家屋(登録文化財第349号)について、今年6月から壁にひびが入り床がゆがみ始めたと明らかにした。5月にこの建物のすぐ隣、距離にして1〜2メートルほどの所で18階建てビル新築の地下掘削工事が始まっており、その頃から発生した現象だという。戸のすき間は広がり、瓦の一部は崩れ、台所の戸は傾いて開閉ができなくなってしまったという。

9月に財団が専門業者に依頼した家屋の構造安全診断では、隣のビル工事により建物のあちこちに亀裂や隙間が発生し、家屋がいつ崩壊してもおかしくないことが分かった。そのため財団は10月18日に施工会社を相手取り工事中止の仮処分申請を提出、今月16日に1次調停を控えている状況だ。なお、苦情を受けて文化財庁も調査に乗り出している。

この家屋は1925年に建てられたもので「日本の統治時代における釜山地域の高級住宅の断面が見て取れる」と歴史的価値が認められ、2007年に登録文化財に指定された。文化財庁では13年と16年の2回にわたって3億ウォン(約3000万円)の予算を投入し、家屋の補修も行っていた。

財団は文化財が傷付く恐れがあるとしてビルの建築許可の段階から苦情を提起したが、受け入れられなかったという。一方、自治体関係者は財団側の主張を受け「施工会社に安全診断を依頼して補修を指示した」と明らかにした。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「日本式家屋ではあるけど、つらく苦しい韓国の歴史の一部。それなのにどうしてこんなことが起こるの?」「悲しい歴史はしっかりと保存すべき」などの声が上がっている。

また、行政に対し「これで韓国が文化財をどれほどおろそかにしているか分かるだろう」「たびたびこういうことが起こるのは、システムが整っていない証拠。マニュアルの整備が必要だ」「そもそも文化財の隣に一般の建築物を許可すること自体がおかしい」との批判も寄せられた。

しかし「日本の家がなぜ文化財なの?」「撤去しろ」「よくやった。これを機に土地をならして駐車場にしよう」「日本の痕跡は全部なくそう」など文化財指定への反論コメントも目立ち、中には「日本に(建物を)持って帰るように言ったら喜んで持って行くのでは?」と提案するユーザーもみられた。(翻訳・編集/松村)
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