中国人は退職年齢が若すぎ?人的資源の浪費との主張に「年金を使い込んじゃったのか?」「多くの大学生の仕事が見つからないのに…」―中国ネット

Record China    2017年3月9日(木) 8時10分

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8日、中国メディアの中青在線は、人力資源社会保障部の張義珍副部長が中国の平均退職年齢は54歳であると述べたことを伝えた。これに対し、中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。

2017年3月8日、中国メディアの中青在線は、人力資源社会保障部の張義珍(ジャン・イージェン)副部長が中国の平均退職年齢は54歳であると述べたことを伝えた。

張副部長は7日、中華全国青年聯合会に対する聞き取りを行った。この席で委員から、退職後に何もしない人がいて人的資源の浪費になっているとの指摘が出たが、これに対し張副部長は、中国の平均退職年齢は54歳であると答えた。

張副部長は、中国は人的資源が極度に不足し、人材の浪費という現象は深刻な問題だと指摘。例えば北京市の平均寿命は80歳を超えることが予想されるが、退職後の20年はいったい何をするのかと問題提起した。

これについて専門家は、退職年齢の引き上げは研究段階だが、高齢者が社会の発展に貢献できるようになることに対する期待を示したという。別の専門家は、退職年齢の引き上げは漸進的な過程であり、20〜30年かけて行う必要があるとの見方を示した。

これに対し、中国のネットユーザーからは「年金を使い込んじゃったのか?」「社会保険が足りなくなったんだな。だから退職年齢を上げようとしているんだ」とのコメントが寄せられた。

また、「あんなに多くの大学生の仕事が見つからないのに、まだ退職しないつもりか」、「高齢者が退職しなかったら若者は上に行けない」など、退職年齢を引き上げることに伴う問題点を指摘する意見も多かった。

ほかには「つまり死ぬまで働けという意味だな」、「移民を勧める広告ですね」などのコメントもあり、退職年齢引き上げに対する反発のコメントが大半を占めていた。(翻訳・編集/山中)

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