<中華経済>専門家:家庭向け光通信、日本の技術は参考にせず―中国

Record China    2008年3月17日(月) 14時53分

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17日、中国通信大手、中国電信のエンジニア責任者である韋楽平氏が、FTTHに関するシンポジウムで「日本は通信技術標準の選択にいつも失敗している」と述べ、FTTH事業において日本の技術を参考としない考えを示唆したことが分かった。資料写真。

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2008年3月17日、新浪網が17日までに伝えたところによると、中国通信大手、中国電信(チャイナテレコム)のエンジニア責任者である韋楽平氏は、このほど開かれた光ファイバーによる家庭向けデータ通信サービス、FTTH(Fiber To The Home)に関するシンポジウムで、「日本は通信技術標準の選択にいつも失敗している」と述べ、FTTH事業において日本の技術を参考としない考えを示唆した。

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韋氏によると、中国は早くからFTTHの研究に取り組んでいるが、現在もまだ検討段階にある。韋氏は、中国でのFTTH事業の発展の道筋として、政府、企業、大学・研究機関の産学官が三位一体となってFTTHを促進している日本を手本とすることが最適だとの考えを示した。

一方で技術面においては、「日本は通信技術標準の選択にいつも失敗している。第2世代(2G)携帯電話や第3世代(3G)においても他国とは異なる技術を採用した」と述べ、技術選択面では参考としない姿勢を暗黙的に示した。

さらに「日本のFTTHに対するとらえ方も中国とは異なる」とコメント。韋氏によると、日本のFTTHは、一般家庭に加え、ビルやオフィスに光ケーブルを引き込む場合も対象に含んでおり、実際の一般家庭ユーザーは全体の30%程度にとどまる。

ただ韋氏は「30%だったとしても少なくない数字だ」との認識。日本のFTTHユーザーは07年現在で1000万人に達しており、2010年には3000万人に拡大するといわれている。(翻訳・編集/HI)

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