<テロ未遂>「五輪阻止」狙いの独立派か、機内で拘束の容疑者はウイグル族少女―中国

Record China    2008年3月11日(火) 11時20分

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10日、中国で発生した航空機爆破未遂事件で、容疑者としてウイグル族の少女が拘束された。容疑者は18〜19歳で、少なくとも共犯が1人いると見られている。写真は9日北京で開催された全人代の新疆ウイグル族自治区代表団全体会議。

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2008年3月10日、新疆自治区ウルムチ市で発生した航空機爆破未遂事件で、容疑者としてウイグル族の少女が拘束されたと報じられた。南方都市報の報道。

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事件は7日午前10時35分にウルムチ空港を離陸し、北京へ向かう中国南方航空の機内で発生した。飛行中、客室乗務員が乗客であるウイグル族の少女からガソリンのような異臭がすることに気づき、ほかの乗務員らが少女を取り押さえた。飛行機はその後、12時40分に甘粛省の蘭州空港に緊急着陸。乗客は全員無事で、現在、捜査当局が詳しい事情について調べている。

容疑者は18〜19歳のウイグル族の少女で、他にも少なくとも1人の共犯者がいると見られている。国家民航総局の内部緊急情報によると、容疑者は機内のトイレで持ち込んだガソリンに点火し、飛行機の爆破をもくろんだところを乗務員に発見されたという。初動調査の結果では、ウルムチ空港のセキュリティ体制に重大な欠陥が見られたことも伝えられた。

現在、北京で開催されている全人代の新疆ウイグル族自治区代表団全体会議に参加している同自治区共産党委員会の王楽泉(ワン・ラーチュエン)書記は、「自治区の独立派がどのように画策し、北京五輪を阻止しようとしても、彼らの力には限りがある」と発言した。(翻訳・編集/愛玉)

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