エイズ村やらせ報道は「誤報」、仏AFP通信社が謝罪文―河南省

Record China    2008年3月10日(月) 19時58分

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9日、仏AFP通信ドイツ語部が先月伝えた「中国エイズ村」に関する記事で、「温家宝首相が河南省のエイズ村を訪問した際、村人全員を現地の“役者”と入れ替えた」としたのは「誤報」だったという。写真は同省上蔡県のエイズ村。

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2008年3月9日、フランスAFP通信ドイツ語部が先月19日に掲載した「中国エイズ村」に関する記事で、「温家宝(おん・かほう)首相が河南省のエイズ村を訪問した際、村人全員を現地の“役者”と入れ替えた」としたのは「誤報」だったことが明らかになった。AFP社はすでに謝罪文を掲載し、中国の関連部門にも陳謝したという。香港紙「文匯報」が伝えた。

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河南省上蔡県の“エイズ村”は90年代に入り、県政府の主導で「売血政策」を開始。貧しい農民達は生活のために「売血」を行ったが、その際注射針の使い回しなどの不衛生な処置により、あっという間にHIV感染が広まった。河南省にはこうした“エイズ村”が多数存在する。

世界エイズデー前日の昨年11月30日、温首相が上蔡“エイズ村”を訪れ、エイズ患者や親をエイズで亡くした子供を慰問した。その時の様子を今年の2月19日になって、AFPの同行記者が記事にし、「エイズ村の村民は当初、家族が何の病気で亡くなったかも知らなかった。当然、政府によるエイズの啓蒙教育なども一切なし。温首相がエイズ村を訪れた時に握手を交わしたのは、地方政府の役人が集めた“役者”達だった」と報じていた。(翻訳・編集/NN)

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