<一人っ子政策>名声や財産を利用した産児制限逃れ、政府が対策に本腰―中国

Record China    2008年3月10日(月) 9時6分

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6日、中国人口発展研究センター馬力主任は、一人っ子政策において有名人や金持ちの産児制限逃れが著しいため、その対策を強化すると話した。写真は一人っ子政策の宣伝ポスター。

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2008年3月6日、全国人民大会代表でもある中国人口発展研究センター馬力(マー・リー)主任は、一人っ子政策において有名人や金持ちの産児制限逃れが著しいため、その対策を強化すると話した。7日付で新京報が報じた。

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多くの有名人や金持ちたちはその名声や財産を使って、産児制限が取られていない香港やマカオに転入し、あるいは外国の国籍を取り、規制をかいくぐっている。それだけに国民に与える影響は大きい。

現在、政府は産児制限を破った者には、罰則として年収の3〜10倍の社会扶養費を徴収している。既に100万元(約1500万円)の社会扶養費を支払った金持ちがいるとのことだ。その他、政府は関連する規制の隙間を埋めるよう政策を修正し、違反者の名前を公表し、イメージダウンを図ることも強化するそうだ。

馬主任は、国家人口計画出産委員会が昨年出した中央銀行の与信システムの中での違反者へのペナルティー案について、銀行システムと完全にリンクさせるのではなく、罰則者のローンなどの与信度を下げさせ、税金システムや社会保障システムにおいても、優遇が得られないようにすると説明を加えた。(翻訳・編集/佳佳)

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