<在日中国人のブログ>東京で暮らして20年、旧正月に初めて行った築地市場は…

配信日時:2017年2月10日(金) 10時10分
東京で暮らして20年、旧正月に初めて行った築地市場は…
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東京で暮らして約20年という中国出身の男性が、築地場外市場を初めて訪れた。
東京に住んで20年近くになるが、これまで築地市場を訪れたことは一度もなかった。今回は旧正月連休を利用して中国から来る友人の都内観光に少し付き合うことに。友人家族は来る前にガイドブックを読んで、「初日の午前中は築地市場」と計画していた。

しかも、友人は築地に行く時間を「午前10時以降」と決めていたのだ。理由を聞くと、「朝9時頃までは飲食業の関係者に優先販売するため、食材の梱包や荷出しなどの業務に追われる。さらに車の往来も激しい。この時間帯は避けた方が良い」とガイドブックに書いてあるという。

電車を降りて観光客らしい外国人たちに付いて行くと、間違いなく築地場外市場にたどり着ける。賑やかな観光客、狭い通路、びっしりと並んだ店舗―。場外市場に入った瞬間、香港や台湾の屋台村に来たような感じを覚える。ここはプロの職人たちが業務用の買い出しに訪れる場所だ。手頃な価格で高品質の食材を味わえるメリットがあることが、ここが世の中に広く知られた原因だろう。

旧正月期間であることが原因かもしれないが、市場では中華圏の観光客が目立った。中国大陸はもちろん、香港、台湾から来た人も多い。そのため、一部の店では中国人のアルバイトを雇って客たちに呼び掛けを行っている。友人の家族は迷うことなく1軒のすし屋を見つけ、かなりの行列ができているにもかかわらず列に加わった。正直に言うと、私には回転ずしと高級なすしを見分ける自信は全くない。築地市場でここまですし店にこだわる必要性を感じなかったが、ひとまず彼らの希望を満足させることにした。狭い店だったが、味はやはりおいしく、友人家族も大満足。買い物もたくさんしたいようだったが、中国に持ち込めないため記念品以外はそれほど買い込まなかった。

店の方との雑談で、中央卸売市場はこの先移転しても場外市場は移転しないと聞き、少し安心した。今後、空いた時期にもう一度訪れたいと考えている。

■筆者プロフィール:呂厳
4人家族の長男として文化大革命終了直前の中国江蘇省に生まれる。大学卒業まで日本と全く縁のない生活を過ごす。23歳の時に急な事情で来日し、日本の大学院を出たあと、そのまま日本企業に就職。メインはコンサルティング業だが、さまざまな業者の中国事業展開のコーディネートも行っている。1年のうち半分は中国に滞在するほど、日本と中国を行き来している。興味は映画鑑賞。好きな日本映画は小津安二郎監督の『晩春』、今村昌平監督の『楢山節考』など。
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