<海亀>海外留学組の専門、経済など人気分野に集中しすぎ他は人材不足―上海市

Record China    2008年2月29日(金) 19時33分

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28日、「海亀派」と呼ばれる海外留学組の専門分野が人気分野に集中して、他の分野での人材が不足していることが、中国教育部による留学展の記者会見で明らかにされた。写真は海外帰国組専門の就職説明会。

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2008年2月28日、新聞晩報によれば、「海亀派」と呼ばれる海外留学組の専門分野が人気のある2分野で過半数を占めており、他分野の人材が不足していることが、教育部による留学展の記者会見で初めて明らかにされた。解放網が伝えた。

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上海海外人材サービスセンターによれば、現在、帰国した留学生数が全国で最も多いのは上海で、留学先はイギリス、日本、オーストラリア、フランス、ドイツ、アメリカの順。このうち英仏独から帰国した学生は修士学位を取得した割合が80%以上と非常に高く、アメリカから帰国留学生は博士学位を取得した割合が多いとのことだ。

ただ、同センターの2006〜07年調べによれば、帰国した留学生の専門分野は、経済が30.2%、システム管理が26.9%と、2つの人気分野が全体の過半数を占め、上海の人材需要とは大きく隔たっている。人材が不足している交通物流専門は帰国留学生全体の1.61%、生物医学は1.42%、環境科学はわずか1.39%で、最も少ないのは農林水産で0.29%でしかない。

専門家はこれから留学する人たちに対して、人気分野ばかりを選ばないよう呼びかけているという。(翻訳・編集/岡田)

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