<点描・北京五輪>朝倉浩之の眼・サッカー東ア選手権…闘志が空回りした中国代表

Record China    2008年2月21日(木) 11時21分

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サッカーの東アジア選手権は20日、日本対中国が行われ、日本が前半17分に山瀬功(横浜M)が挙げた1点を守りきり、1−0で勝利した。これで、日本は1勝1分。一方、前回大会の覇者、中国は2敗となった。

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サッカー東アジア選手権…闘志が空回りした中国代表

サッカーの東アジア選手権は20日、日本対中国が行われ、日本が前半17分に山瀬功(横浜M)が挙げた1点を守りきり、1−0で勝利した。これで、日本は1勝1分。一方、前回大会の覇者、中国は2敗となった。

序盤は、中国の積極的なアプローチが目立ち、表面的には押し気味にも見えたが、技術面の粗さがかなり目立ち、個人能力、戦術的にも日本には及ばず…結局、戦局を変えることはできなかった。パスまわしも効果的ではなかったし、ディフェンス面でのミスも多く、「闘志」だけが空回りした印象だった。技術はなくても、せめて闘志だけは…ということだろうが、それがラフプレーという形で表現されてしまっては元も子もない。

それにしても、中国イレブンのあまりにも多いラフプレーは非常に残念だった。相手がケガをしても構わない…と言わんばかりの強引なタックルには閉口せざるをえない。

また国際マッチに100試合近く出場しているベテランのリ・ウェイフォンは鈴木と小競り合いを起こして、イエローを食らった。これでリは前回の試合と合わせて2枚目のイエロー。次回の北朝鮮戦はキャプテンでディフェンスの中心である彼抜きということになる。もちろん、エキサイトする気持ちがあっても構わないが、次の試合に決定的な影響を及ぼすあまりにも無駄なイエローであった。前の記事でも述べたが、これらのラフプレーと無駄なイエローを受けている限り、中国にアジアの代表として、W杯に出場する資格はないと思う。

気持ちが前に出てこなかった韓国戦、闘志が空回りした日本戦…来月26日のW杯予選のオーストラリア戦を前に、中国代表は学ばねばならないことが多そうだ

<注:この文章は筆者の承諾を得て個人ブログから転載したものです>

■筆者プロフィール:朝倉浩之

奈良県出身。同志社大学卒業後、民放テレビ局に入社。スポーツをメインにキャスター、ディレクターとしてスポーツ・ニュース・ドキュメンタリー等の制作・取材に関わる。現在は中国にわたり、中国スポーツの取材、執筆を行いつつ、北京の「今」をレポートする中国国際放送などの各種ラジオ番組などにも出演している。

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