朴大統領、40年来の親友から「最悪の裏切りに遭った」と吐露=韓国ネット「何でも人のせいか」「相手も同じ気持ちだと思うよ」

Record China    2016年11月8日(火) 13時10分

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7日、韓国・国民日報によると、40年来の親友・崔順実容疑者の逮捕などを受け難局に陥っている韓国の朴槿恵大統領が、崔容疑者から「最悪の裏切りに遭った」と周囲に漏らしていたことが分かった。写真は朴大統領による国民への謝罪を報じる韓国紙。

2016年11月7日、韓国・国民日報によると、40年来の親友・崔順実(チェ・スンシル)容疑者の逮捕などを受け難局に陥っている韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が、崔容疑者から「最悪の裏切りに遭った」と周囲に漏らしていたことが分かった。両親の他界以来「裏切りのトラウマ」を抱えてきた朴大統領がこの事件を「最悪」と認識し相当の衝撃を受けていることを思わせる発言だが、崔容疑者の容疑が自身にまで降り掛かるのを避けるための意図があるとも読めると、記事は指摘する。

朴大統領は4日発表した国民向け談話の中で「私自身が警戒の垣根を低くした」とし、崔容疑者の国政介入を招いた原因が自身にあったことを認めた。しかし一方で「特定の個人が利権をむさぼりさまざまな違法行為まで働いたことはあまりに残念」とも述べ、崔容疑者の容疑と大統領としての国政遂行とを分ける見方を示した。

また大統領府も、朴大統領が財閥や企業のトップらと直接会い、崔容疑者が私物化したとされる二つの財団への資金供与を求めたことについて、「文化・スポーツ分野の支援政策の一環」だったと説明している。今後、検察により朴大統領自身の捜査が行われた際も、大統領側はこうした姿勢を貫くとみられる。

一方、「最悪の裏切り者」となった崔容疑者は先月31日に緊急逮捕されて以降、連日検察の取り調べを受けているが、重要な疑惑については黙秘するか「知らない」などと話しているという。検察にとっては、崔容疑者の口から国政介入疑惑の真相を聞き出すことが、朴大統領への捜査の前に越えねばならない大きな関門となっている。

報道を受け、韓国のネットユーザーから次のようなコメントが寄せられている。

「多くの国民が、そのあなたから最悪の裏切りに遭ったけどね」

「今の状況がまったく分かってないみたいだな」

「それはつまり、崔順実を信じて憲法で認められた権力を預けたのに、裏切られたという自白だよね?」

「何でも人のせいか」

「本当の裏切り者はあなたです。それと、下手な芝居はもうやめろ」

「スピーチ原稿もスケジュールも、服も決めてもらってたくせに、いまさら何?」

「同情票でここまでは来られたけど、さすがにもう反省して辞めるべきなのでは?もう通じないよ」

「崔母娘も同じ気持ちだと思うよ」

「この事件で利用されて切り捨てられる人はかなり多いだろうな」

「仮にそれが事実だったとしても、責任は取るべき。大統領の器もない人間が大統領のふりをしたことからして罪だったんだ」(翻訳・編集/吉金

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