<大雪>発電所の操業停止が続出、南部の企業は生産停止も―中国

Record China    2008年2月1日(金) 10時31分

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1月31日、中国では、全国の火力発電所で石炭が不足、操業停止が相次いでいるという。電力不足が深刻な南部では生産停止に追い込まれる工場も出ている。資料写真。

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2008年1月31日、国家電力監督管理委員会の統計によると、全国の火力発電所で2119万トンの石炭が不足、操業停止が相次いでいるという。電力不足が深刻な中国南部では生産停止に追い込まれる工場も出ている。新華社が伝えた。

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石炭不足による火力発電所の操業停止は発電容量合計で4212万キロワットに達した。さらに全発電容量の11.3%に相当する8030万キロワット、86か所の発電所で石炭備蓄量が操業3日分を割り込んだという。特に安徽、湖南、江西、四川の各省と北京市、天津市が深刻な状態。大雪は中部・南部に限定されているが、石炭不足はすでに全域に及んでいるという。

石炭不足は大雪による物流の寸断が主因だが、旧正月前の時期で中小の炭坑が生産を縮小、停止していることも要因として挙げられる。一部の大手炭坑は旧正月休暇返上で増産しているが、供給の大半は中小の炭坑によるため、増産の効果は限定的と見られている。

電力不足が深刻な地域では電力消費が多い一部業種の操業停止措置が行われるなど、鉄道、医療などの分野に優先して供給する態勢が取られている。(翻訳・編集/KT)

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