ノラ猫を虐待から救う不妊手術、これも虐待か?―広東省広州市

Record China    2008年1月12日(土) 0時56分

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広東省広州市の小動物保護団体が、6万匹ものノラ猫を虐待から守るために不妊手術を施す予定だという。発情期のノラ猫の鳴き声が虐待される主な理由になっているため。しかし不妊手術も虐待では?との声もある。写真は野良猫の資料写真。

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2008年1月10日、大洋網が伝えたところによると、広東省広州市で最大の小動物保護団体が、市内のノラ猫約6万匹に対して不妊手術を行う予定だという。

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広州市には現在30万匹以上のノラ猫がいる。住人が猫を嫌がる最大の理由が猫が鳴くことで、特に真夜中の発情期の猫の鳴き声が耐えられないという。これが人間が猫を捕まえて虐待する主な原因になっている。猫に不妊手術をしてやれば、人間に虐待されることも少なくなり、猫の生存率も上がるというのである。

ノラ猫の地域への定着を人間が好まない中、不妊手術は長い目で見ればノラ猫の数を抑えることができる。さらに猫を殺さないで済む。

しかし、疑問の声も挙がっている。不妊手術をすることで彼らの本能的なものが失われるわけであり、虐待になり死ぬのと変わりないではないかという声である。また、動物保護主義者といっても誰もが人間の立場からものを言っており、自分の安全のために少しでも良心の呵責が少ない行動をとっているにすぎない、との声もある。(翻訳・編集/浅野)

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