2000年前の古墳から棺を発掘、博物館で調査へ―湖北省荊州市

Record China    2007年11月28日(水) 16時48分

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26日、湖北省荊州市で、2000年以上前の西漢時代の古墳から棺が取り出され、荊州市博物館へと移送された。荊州市は国家歴史文化名城に指定されており、過去に800か所以上の墳墓が見つかっている。

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2007年11月26日午後11時40分、湖北省荊州市で2000年以上前の西漢時代の古墳から棺が取り出され、荊州市博物館へと移送された。

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輸送前、専門家によって一部を開けられた棺には浸水の形跡はなく、内部の良好な保存状態が期待される。発掘作業の総指揮をとった王明欽(ワン・ミンチン)氏によると、棺の眠る安置室からは大量の貴重な文物が発掘され、あとは棺の考証作業を待つばかりだという。棺の大きさは幅0.98m長さ2.56mで、内部にはさらに棺が納められている。国家文物局も今回の発掘には大きな関心を示しており、局からも専門家が赴いて考証の指導にあたる。

荊州市では1975年に、鳳凰山168号漢墓から墓主の遺体が発見されて話題となった。今回の発掘からも同様の発見が見られるかどうか、期待されるところである。

荊州市は国家歴史文化名城に指定されており、かつては赤壁の戦いなど、多くの武将の戦いの舞台となった。紀南城など楚時代の都市遺跡が5か所、文物が発掘された場所が73か所、800か所以上の墳墓が見つかっている。(翻訳・編集/愛玉)

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