＜嫦娥一号＞月軌道からの写真撮影に成功、月面の鮮明な画像を公開―中国

2007年11月26日、国務院新聞弁公室で、中国初の月探査衛星「嫦娥一号」に関する記者会見が開催され、嫦娥一号によって撮影された月面写真が初めて公開された。席上、現時点では有人月面探査計画は策定されていないとのコメントが発表された。

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中国初の月探査衛星「嫦娥一号」は、無事月の周回軌道に到着、すでに各種検査機器を利用しての探査を始めている。搭載されたカメラによる月画像の送信も無事に成功した。記者会見では鮮明に映し出された月面写真が公開された。

また、国家宇宙局の孫来燕（スン・ライイェン）局長が記者会見に応じ、一部海外紙で報道された「2020年までに有人月探査を実施」する計画は策定されていないことを明らかにした。中国の宇宙開発計画によれば、月探査プロジェクトは3段階のステップから構成されており、「嫦娥一号」はその第一段階。続いて探査機の月面軟着陸。最後に月サンプルの回収が目標とされている。（翻訳・編集/KT）