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2007年11月、貴州省貴陽市の観光名所・甲綉楼で行われた、いっぷう変わった茶道のショー。カンフーをほうふつとさせる所作と茶道が組み合わされている。
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2007年11月7日、貴州省貴陽市の観光名所・甲綉楼で行われた、いっぷう変わった茶道のショー。これは「長流壺行茶」と言われる茶道の一種で、カンフーをほうふつとさせる所作と茶道を組み合わせたもの。
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師範たちは「龍行天下(龍が天下を行く)」「龍鳳成祥(龍と鳳凰の吉祥図)」などと名づけられた流麗なポーズを繰り出しながら、「長流壺」と呼ばれる口の長い急須を自在に操って湯飲みに湯を注ぐ。これは目を楽しませてくれるだけでなく、沸騰した湯が適温に下がって注がれるという極めて実用的な所作でもある。
視覚的に楽しい「カンフー茶道」は長江流域が起源とされ、清の康熙帝時代にはすでに記録が見られる。現在は主に四川省周辺と、浙江省周辺で流行しており、四川峨嵋山地区の峨嵋派、成都市周辺の絶代双驕派、杭州市周辺の太極茶道などに流派が分かれている。特に大規模な太極茶道は国内で500軒の喫茶店をチェーン経営している。(翻訳・編集/愛玉)