北京市のサッカー強化策、高校入試の選択科目に追加、アルゼンチンや日本から指導者招き学校に派遣=中国ネット「どうせアジアを勝ち抜けない」

Record China    2016年1月20日(水) 5時40分

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18日、北京市は今年から、統一高校入試の体育の選択科目にサッカーを追加するほか、アルゼンチンやオランダなどのサッカー強国から指導者を招へいし、市内の重点学校に派遣する方針を明らかにした。写真は中国のサッカー学校。

2016年1月18日、中国では、サッカーの熱烈なファンとして知られる習近平(シー・ジンピン)国家主席の強い意向で、小中高校における体育の授業でのサッカー必修化や17年までに全国に2万校の「サッカー学校」の立ち上げなど、国を挙げての取り組みが明らかにされている。

中国紙・参考消息(電子版)が香港紙・東方日報(電子版)の報道として伝えたところによると、北京市は今年から、統一高校入試の体育の選択科目にサッカーを追加するほか、アルゼンチンやオランダなどのサッカー強国から指導者を招へいし、市内の重点学校に派遣する方針を明らかにした。

報道によると、北京市には200校の「サッカー学校」があり、うち113校は小学校だ。現在はフランスや英国などに教師を研修として派遣している。今年からはそれに加えて、アルゼンチンやオランダなどから指導者を招へいし、市内の重点学校に派遣する方針だ。市内の平谷区はすでに日本から育成段階の指導者を毎月招いており、延慶区も市内のサッカークラブと提携し、学校内でのサッカー教育に力を入れている。

この報道について、中国のネット上には反発する声が多く寄せられている。

「指導者の好みで決めちゃっていいのか」

「包子(小麦粉の生地の中に具を包んで蒸したもの、習近平主席を指すネット上の隠語)がサッカー好きだからといって、なぜ俺たちまでサッカーを学ばなければならないんだ」

「こんなことで中国サッカーがアジアを勝ち抜けるとは到底思えない」

「公務員試験の科目にもサッカーを追加しろ。そうすれば汚職撲滅に役立つかも」(翻訳・編集/柳川)

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