2016年1月8日、韓国・中央日報によると、フィリピンで韓国人が殺される事件が相次ぎ、韓国当局が現地に人員を派遣して捜査に協力する方針だ。環球時報（電子版）が伝えた。

フィリピン検事総長によると、検察官15人を今年3月に韓国派遣。科学捜査、ネット犯罪調査、汚職捜査などの指揮方法を学ばせる。両国はこれまで警察同士の交流はあったが、検察同士はなかった。

フィリピンでは昨年、韓国人計11人が殺害された。13〜15年10月の3年足らずで31人が殺されている。海外で殺された韓国人の4割に達している。韓国で何らかの刑事事件に関与し、フィリピンに逃亡した容疑者は200人を超えている。韓国警察は昨年12月、フィリピンに専門家を派遣。57歳の韓国人企業家の殺害事件の捜査に協力した。（翻訳・編集/大宮）