都市の高齢者、98%が「自分だけが頼り」=急がれる社会保障制度の確立―中国

Record China    2007年11月2日(金) 16時52分

拡大

11月1日、80歳以上で介護を必要とする高齢者が1000万人いるといわれる中国で、都市に暮らす高齢者の98%が「自分だけが頼り」として介護を受けずに生活している実態が明らかになった。

(1 / 2 枚)

2007年11月1日、中国のニュースサイト「中国新聞網」は急激な高齢化社会に対応できずにいる中国の現状について報道。

その他の写真

ある資料によれば、中国の高齢化は世界一の速さで進んでいるという。現在国内の60歳以上の人口は1億4000万人で、そのうち80歳以上は1300万人いる。専門家の予測では、2020年には60歳以上が2億4800万人に、80歳以上は3067万人になるとしている。

現在中国には80歳以上で介護を必要とする高齢者は約1000万人いるといわれているが、都市に暮らす高齢者の98%が「自分だけが頼り」として介護を受けずに生活しているのが現状。

中国社会科学院社会政策研究センターの唐ジュン秘書長は、高齢者の介護は個人や家庭だけの問題から社会的な問題へと移行したと述べ、政府はそれにふさわしい社会保障制度を確立すべきだと主張している。(翻訳・編集/本郷智子)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携