2015年9月7日、米華字メディア・多維新聞は、中国が主導するアジアインフラ投資銀行（AIIB）の副総裁に韓国人が選ばれるとの見方が韓国メディアの間で出ていると報じた。

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AIIBの初代総裁に指名された金立群（ジン・リーチュン）氏は8日から2日間の日程で韓国を訪れ、韓国政府や企業関係者との話し合いの席を設けた。韓国・東亜日報は、金氏が創設メンバー57カ国の中から最初の訪問地として韓国を選んだことについて、「近年の極めて密接な中韓関係を反映したもの。韓国人の副総裁就任について踏み込んだ話し合いが期待される」と報じており、朝鮮日報は「AIIBは域内の発展途上国のインフラ建設に主要メンバーの協力を必要としている。日米不在が韓国には有利に働く」と指摘。このほか、ニューシスは「AIIB成立を契機に、国内外の企業と金融組織が中国の『一帯一路』計画に高い関心を寄せる。金氏の今回の訪韓が韓国のインフラ産業との協力を図る上での重要なきっかけになってほしい」とする企画財政部関係者の話を伝えている。（翻訳・編集/野谷）