2015年7月15日、韓国・聯合ニュースによると、韓国の大宇造船海洋が2兆ウォン（約2200億円）の損失隠しをしていたことがわかった。

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大宇造船海洋の筆頭株主KDB産業銀行と金融当局、債権者らによると、大宇造船の今年第2四半期の営業損失は最大で3兆ウォン（約3300億円）まで膨れ上がるとみられる。これまでの実績に反映されていない損失も約2兆ウォン規模に達することがわかった。同社は2011年に潜水式掘削船4隻を1隻あたり約6000億ウォン（約650億円）で受注したが、建造期間が1隻あたり平均10カ月〜1年ほど遅れ、大きな損失を出していた。

チェ・ジンソクNH投資証券研究員は「大企業・大宇造船海洋がワークアウト（企業改善作業）を推進すると、政治、経済、社会的に相当な影響が出る。構造調整を推進するとしても、自律協約（韓国の企業再建手続き）になる可能性が高い」と述べた。政府と債権団は、大宇造船の損失隠しが事実と確認された場合、大規模な構造調整が必要と見ている。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「地獄へのプレリュードだ」

「韓国が造船受注で世界1位と報じられたばかりなのに、これはどういうことだ？」

「損失を隠すことだけにきゅうきゅうとして、自分の任期内だけを無難に過ごそうとする姿。大韓民国の現実を見るようで心苦しい」

「なぜ構造調整が必要なんだ。毎年赤字を垂れ流しているような企業は、潰してしまえばいい」

「金はどこに行った？トップのポケットか？」

「無理な価格で大量に受注して、最終的に納期に間に合わない。さばける量だけ受注しろ」

「政府の幹部を任命する事実上の天下り会社。公企業のようになってしまっているのに、競争力が確保できるのか？事なかれ主義と非効率性がまん延している。モラルハザードだ」

「これは、詐欺的な問題じゃないのか？韓国は詐欺師天国だからな」（翻訳・編集/三田）