「韓国人はハデ婚」は昔の話?不景気で質素な「ジミ婚」を選ぶ若者が急増―中国紙

Record China    2015年7月7日(火) 11時13分

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6日、結婚費用が米国人の2倍ともいわれる韓国で、不景気により、結婚式を質素に済ませるカップルが増えている。資料写真。

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2015年7月6日、中国・広州日報は、結婚費用が米国人の2倍ともいわれる韓国で、不景気により、結婚式を質素に済ませるカップルが増えていると報じた。

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ロイター通信によると、韓国の若者、特に女性が「晩婚」さらには「非婚」を選択するようになった。不景気に加え、退職した両親の貯蓄減少などで、派手な結婚式が家庭の負担となっているためだ。韓国の結婚率は昨年、過去最低を記録した。韓国で昨年行われた調査によると、9〜24歳の女性のうち「結婚は必ずしなければならない」と答えた人は45.6%にとどまった。これは男性の62.9%を大きく下回っている。

韓国では、1人の女性が一生の間に産む子どもの数は1.19人だ。このままの出生率が続けば、2750年には韓国人が地球上から絶滅するとの予測も示されている。

韓国政府は過去最低となった結婚率を回復すべく、公共施設の結婚式場の使用料を、昨年から値下げした。

先月には俳優のウォンビンと女優イ・ナヨンが、首都ソウルから150キロ離れた民宿で結婚式を挙げて話題になった。出席者は50人に満たなかった。

ソウル市庁舎の地下室で結婚式を挙げたカップルによると、使用料はわずか60ドル(約7300円)だった。1万ドル(約122万円)の結婚式費用も親に頼らず自分たちで工面したという。

韓国では従来、結婚式は新郎新婦の社会的地位を示すものとみなされ、「ハデ婚」が主流だった。結婚式はもとより新居購入の費用も通常、両親が負担する。西洋式の結婚式の後に、韓国伝統の結婚式を行うことも、費用増の一因だ。

韓国の結婚相談所によると、質素な「ジミ婚」を選ぶカップルは2008人から3倍に増えているという。(翻訳・編集/柳川)

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