ニセ薬承認官僚への異例の死刑執行、党幹部が明かすその背景と評価は?―中国

Record China    2007年8月3日(金) 13時17分

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8月2日、中国国務院新聞弁公室の記者会見が行われ、共産党中央紀律検査委員会副書記、秘書長の干以勝氏らが講演、先に死刑が執行されたニセ薬承認事件をはじめ、共産党内の腐敗対策などについて語った。写真は死刑となった鄭篠萸元局長。

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2007年8月2日、国務院新聞弁公室主催の記者会見が行われ、中国共産党中央紀律検査委員会副書記、秘書長の干以勝(ガン・イーシェン)氏と中央組織部・張紀南(チャン・ジーナン)副部長が共産党内の腐敗防止対策について講演した。席上、干副書記は、ニセ薬品を承認した国家食品薬品監督管理局の鄭篠萸(ジェン・シャオユー)元局長が死刑に処された理由について言及した。

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鄭元局長の死刑判決は収賄額に比べ判決が厳しすぎ、ある種見せしめとしての効果を狙ったものという指摘があった。干副書記は「ニセ薬品の承認という市民の利害に直結する悪質な汚職事件が死刑判決の決め手になった」と話し、この厳しい判決が中国国民の支持と国際社会からの高い評価を受けたと評価した。

一部では、中国の死刑制度に対して反対・批判する声もあるが、死刑制度の有無は各国の国情・文化的背景・法律の差異によるものだと干副書記は主張。そして、「中国の死刑制度は法律に則ったものであり非難されるいわれはない」と反論し、同時に、経済事件に関する死刑判決は極めて少なく慎重に審議されていることを紹介した。(翻訳・編集/KT)

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