立ち入り禁止の金網もなく…、歴代指導者の避暑地「北戴河」いまや庶民のリゾート地に―中国

Record China    2007年8月2日(木) 23時24分

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2007年8月、故毛沢東主席の時代から非公式の重要な政治会議が行なわれていた歴史ある避暑地「北戴河」が近年、一般庶民のリゾート地に様変わりした様子を、海外メディアが伝えている。

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2007年8月1日、これまで中国の指導者たちが非公式に会議を開き、重要な政治問題を話し合う場であった北戴河の現在の様子を海外メディアがレポートしている。

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北戴河といえば、故毛沢東主席が毎年夏になると訪れ、1か月あまりを過ごす場所として有名だった。そもそも清朝政府が外国人に避暑地として開放し、その後1930年代には大企業や富豪の別荘も建てられ、一大リゾート地であった場所である。

新中国成立後、これらの建物はすべて政府に没収され、党幹部らの保養施設として使用。一般人は立ち入り禁止だった。故毛沢東主席や故トウ小平主席の時代には、外国のチャイナ・ウオッチャーたちが注目する、いわゆる「北戴河会議」が頻繁に行なわれ、その後の政治方針が決められたとされるところだ。

そんな北戴河も、北京市から高速道路で3時間という便利さから近年では庶民の海水浴場となった。最大300万人が収容できるという広い砂浜も、立ち入り禁止の金網が取り除かれ、昔の面影は一切なくなっている。(翻訳・編集/本郷智子)

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