マレーシア華人女優のミシェール・ヨーさんに米国の文民最高勲章を授与―台湾メディア

anomado    2024年5月4日(土) 20時0分

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米国のバイデン大統領はホワイトハウスで現地時間3日、マレーシアの華人女優であるミシェール・ヨー(楊紫瓊)さんに、米国で文民に対して贈られる最高位の勲章である大統領自由勲章を授与した(写真)。

台湾メディアのヤフー新聞は4日付で、米国バイデン大統領がマレーシアの華人女優であるミシェール・ヨー(楊紫瓊)さんに、米国で文民に対して贈られる最高位の勲章である大統領自由勲章を授与した話題を紹介した。

ミシェール・ヨーさんは1962年生まれで、現在は61歳。2023年にアジア人として初めてアカデミー賞・主演女優賞を受賞した。非白人としては2002年のハリー・ベリーさんに続いての2人目だった。

ヨーさんは米ワシントンのホワイトハウスで現地時間3日、バイデン大統領により大統領自由勲章を渡された。中国系女優として初めての受賞だった。ヨーさんと同時に受賞したのは計19人だった。

バイデン大統領は授賞式冒頭のスピーチで受賞者全員について、「彼らのたゆまぬ好奇心や想像力、聡明さ、希望を持ち続けていることが、私たちに、より良い明日への自信を与えてくれる」と述べた。

バイデン大統領はヨーさんについても言及し、「そのキャリアを通じて『ステレオタイプとガラスの天井』を打ち破り、米国文化を豊かにし、増強してくれました」、「彼女の役柄は武術からロマンチックコメディー、SFにまで及び、性別、文化、言語を超えてて私たちの共通点を示してくれます」などと称賛した。

ヨーさんは1984年に「デブゴンの快盗紳士録」で映画デビュー。40年にわたる女優生活で「007 トゥモロー・ネバー・ダイ」、「グリーン・デスティニー」、「SAYURI」、「ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝」、「クレイジー・リッチ!」、「シャン・チー/テン・リングスの伝説」、「トランスフォーマー/ビースト覚醒」など世界的なヒット作に次々に出演し、2022年に米国公開の「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」でアカデミー賞・主演女優賞を射止めた。

「大統領自由勲章」は、大統領の決定によって授与され、「米国の安全保障または国益、世界平和、文化またはその他の重大な公共的または私的な事業に特に傑出した貢献をした」者を表彰することを目的とする。過去の受賞者としてはマザー・テレサ、ジョン・F・ケネディ元米大統領、ビル・クリントン元米大統領、スティーブン・ホーキングエルビス・プレスリースティーブン・スピルバーグ、トム・ハンクス、、オードリー・ヘプバーン、マーチン・ルーサー・キング・ジュニア、ヨーヨー・マー、タイガー・ウッズなどの、それぞれの分野で大きな実績を残した人が並ぶ。(翻訳・編集/如月隼人

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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