2021年11月24日、韓国・ニュース1によると、韓国で新型コロナウイルス感染者が初めて4000人を超えた。

記事によると、韓国では24日午前0時までの24時間で新たに4116人の新規感染が確認された。韓国で1日あたりの感染者が4000人を超えるのは初めてのこと。

韓国政府が厳格な防疫措置を大幅に緩和して以降、感染者は11月初旬に1000～2000人台、中旬には2000～3000人台と増加を続けていた。

金富謙（キム・ブギョン）首相は「首都圏はすぐにでも非常計画を発動しなければならない切迫した状況だ」と懸念を示し、国民に向けて「3回目の接種をして初めて予防接種が完了するという認識を持ち、積極的に追加接種を受けてほしい」と呼びかけているという。

また、重篤・重傷者数も586人で過去最多を更新した。死亡者も新たに35人確認され、死亡者の合計は3363人となった。35人の中には0～9歳の子どもも1人含まれている。韓国でコロナ感染者発生以降、子どもの死亡者が確認されたのは初めてという。

これを受け、韓国のネットユーザーからは「誰のための防疫緩和なのか。感染者数はともかく、なぜ重症者が増える？国民の70％以上がワクチンを接種したのに」「子どもの死亡者が出ただなんて恐ろしすぎる。感染者が100人台のときは登校していなかったのに、なぜ4000人台で登校しなければならないのか」「いまだにワクチンだけに頼る政府が恥ずかしい。結果ははっきり出ているのに」など不安の声が上がっている。

また「今すぐに防疫措置を強化しなければならない」「子どもたちの登園・登校をやめさせてズーム授業に転換してほしい」と訴える声や、「日本のコロナ防疫をあんなに批判していたのに情けない」と嘆く声も。

一部では「米国の目を気にせず『ワクチンの効果はない』と認め、公式発表するべきだ」「ウィズコロナを提案した人を逮捕してほしい」との声まで上がっている。（翻訳・編集/堂本）